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2012年5月25日
目指すは「持続可能な循環型社会の実現」~(株)三和興業 大山哲寿代表

 

 選別の難しい混合廃棄物の中間処理・リサイクルニーズが高まりつつある昨今、限りある資源の再資源化に向けた取り組みを行なう(株)三和興業。事業を通じて循環型社会、自然共生型社会、低炭素社会を目指す同社代表取締役社長・大山哲寿氏にお話をうかがった。

(聞き手:IB事業部リーダー 緒方 克美)

<解体から中間処理、最終処分へ目標は100%リサイクル>
0525_koudosenbetusyori.jpg 1963年の設立以来、建築・構造物解体工事や土木・外構・舗装工事など、幅広く行なってきた(株)三和興業。解体後の土地整備や再利用といった土地の再生まで視野に入れ、環境負荷をできるだけ軽減させるという志のもと事業に取り組む。破砕リサイクルプラント、Fe石灰混合プラント、そして11年6月に完成した高度選別処理プラントなどがリサイクルセンターにて完備されている。

 中間処理や最終処分を行なうエコセンターでは、廃石膏ボード破砕施設、二水石膏低温乾燥施設、木くず破砕施設、最終処分場(安定型埋立)が設けられている。そのため、構造物解体から産業廃棄物の中間処理、最終処分まで各工程をすべて自社で管理し、トータルマネージメントを行なえる環境が整っている。

<高性能機械と太陽光発電でCO2排出量ゼロを目指す>
 同社の売上高の約6割を占める解体工事業では、最新の重機やメーカーと共同開発する特殊な機械などを導入する予定。12年3月8日にはハイブリッド式の重機も納入した。

 また、リサイクルセンターに240kWの太陽光発電をつくり、プラントの動力および今後納入予定の電気式バックホウなどに使用することでCO2排出量ゼロを図ろうとしてる。再生可能エネルギーの固定価格買取制度も12年7月1日よりスタートすることも手伝って約4万m2ある遊休地に2MWのメガソーラー事業にも着手しようとしている。地球環境保全に適したエネルギーを安定確保すると同時に地域への電力供給をも計画しているようだ。

<サステナビリティの追求こそが最重要テーマ>
 解体工事から最終処分までのトータルマネージメントを行なううえで、遊休地を有効活用し、再生可能エネルギー事業を付随させる――。

0525_ooyama.jpg 今後もさらなる飛躍を遂げるであろう同社の今後について、大山哲寿社長は「持続可能な循環型社会を構築するための一翼を担えるよう、弊社が持つ技術と設備をさらに向上させていきたいと思います。東日本大震災以降、エネルギー問題や環境保全問題などが注視されるようになってきた今、どんなかたちで社会貢献をできるかを真剣に考えるようになりました。まずは事業のなかでできることから始めていき、地域社会から本当に必要とされる企業に育てていきたいです」と語った。

 産業廃棄物の不法投棄や無許可処分、補助金の不正受給など、産廃業者の問題が明るみになるなか、環境という財産を未来に残そうと真剣に考え、誠実な態度で事業に取り組む同社の姿がそこにあった。

【文・構成:藤谷 慎吾】

<COMPANY INFORMATION>
■(株)三和興業
代 表:大山 哲寿
所在地:福岡市東区名島5-69-15
TEL:092-671-1855
URL:http://sanwa-iec.com

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