ネットアイビーニュース

2012年9月27日
顧客との信頼重視、熱意と行動で攻めの営業を展開(中)~上村建設(株)

 

<細やかな気配りが顧客との信頼をつくる>
0926_uemura.jpg 最近は、若い世代を中心にインターネットを通じて上村建設と関連会社であるハッピーハウスを検索してくるケースも増えてきているという。若い世代は、その多くが不動産についてもネットで発信された情報をリサーチし、判断材料に使う。当然、ネット情報でいかに効果的な情報発信を展開するかも視野に入れて、ウェブサイトでの発信を充実させている。ネットは紙媒体と異なり、低価格で効果的な情報発信が可能なツールであり、顧客にとっても検索が容易であるというメリットがある一方で、企業側は、同業者との比較が明らかになってしまうという現実もある。それだけに質の高い情報発信が求められる。

 これまで同社の経営を支えてきたのは、主力の商品力と受注基盤にあるが、大きな仕事だけに目を奪われることなく、小さな規模の仕事を着実に積み重ねてきたことで業界トップを守り抜いてきた。

 福岡市を中心にいたるところで、同社の看板を見かけるが、工事規模の大小に関係なく、看板を掲げている。現場に看板や幕を大きく出すことで、建設業者の潜在的な顧客の掘り起こしにつながる。数ある建設業者のなかで都市高速道路などから「上村建設」の看板や幕がどのように見えているか、看板の角度はどうかまで入念にチェックし、そのつど手直ししているという。

 現場の看板の見せ方にまでこだわる同社の姿勢は、自社社員だけではなく、協力会社やその下請業者にまで細やかな気配りを欠かさないことに現れている。そのことが協力会社から強い信頼と協力を得られる要因である。

 同社が福岡県トップのゼネコンであり続けられるのは、現場の営業マンの人間力にあるだろう。企業経営を左右するのは人材である。営業マンがお客様から信頼を得られるかどうかにあるといって過言ではない。最近の若い世代に見られる虚弱性をいかに乗り越えていくかが営業マンとしての成長であり、会社全体の底上げを図るものだと考えている。

 顧客との信頼関係抜きには、どんな素晴らしい提案でも成立しないが「一番怖いのは黙って(同業他社に)変わられてしまうことですよ」と上村社長は、気を引き締める。「最後は営業マンの熱心さです」と上村社長は語ったが、この人なら大事な資産を託しても安心だという個人の人間力、営業マンと顧客との信頼関係が重要視される時代になってきたということだろう。

(つづく)
【近藤 将勝】

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<COMPANY INFORMATION>
■上村建設(株)
代 表:上村 秀敏
所在地:福岡市博多区住吉4-3-2
設 立:1959年2月
資本金:1億円
事業内容:総合建設
売上高:(11/10)177億5,795万円


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