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2012年7月25日
アジアのリーダー都市達成へ「グリーンシティ」を目指す~(社)福岡市造園建設業協会
(社)福岡市造園建設業協会 会長 別府 壽信 氏

0725_kaityou.jpg 髙島宗一郎福岡市長が打ち出された方針のなかで、「観光」「コンベンション」「最先端企業誘致」に力を入れて観光客を増やし、コンベンション招致や、最先端の企業を誘致したいという展望があります。実現するためには、福岡市の魅力アップが欠かせません。なかでも緑の力はとても大きく、花と緑を取り込むことにより都市の魅力に一層の磨きをかけ、多くの来訪者を満足させることが可能になります。緑を活用することによって福岡市の「財源確保」に貢献し、おもてなしの心で迎えることができると思います。そのためには、都市部の花と緑の推進や歴史的資源を活用した景観形成、文化資源を活用した公園再整備が必要だと考えます。

 福岡市は現在、コンベンションの数は東京に次いで多いそうですが、観光による集客というのはそれほどでもないようです。観光客が福岡市を訪れたとき、素晴らしい福岡城址、舞鶴公園があるのにきちんと整備がなされていないので、あまり知られていないのが現状のようです。福岡市の歴史文化資源を活用して、まちづくりに注力していこうというのが、今の髙島市長の方針だと推察します。
 当協会も、観光と緑についての提案をしているところですが、以前から計画中だった「セントラルパーク構想」を早期実現のため、微力を尽くし積極的に協力していきたいと考えております。舞鶴公園を主体に、大濠公園から裁判所、舞鶴中学校を含めると約80ha、あとは西公園、六本松の九州大学跡地、護国神社のあたりまで含めれば、相当な広さになります。これらをセントラルパークとして整備し、観光と連携していけば、九州、アジアのなかでもナンバーワンの集客力を上げることは夢ではありません。

 その先にある「グリーンシティ構想」は、まちのなかに緑があるのではなく、緑のなかにまちがある、こうしたまちづくりをぜひ実現させることが市長の思いだと思います。市民の皆さんと一体となって応援したいと思います。しかし、ここで大事なのは予算ですが、公共事業だけに依存しないもう1つの財源確保が必要です。緑化地域制度(※)は、民間の力を発揮させて緑を増やしていく制度ですので、早期導入が望まれます。
 今年4月から、福岡市役所の「公園緑地部」が「みどりのまち推進部」へと名称変更となりました。今まで、公園など手がけていた部署が、今後はみどりのまちを全般的に扱う部署になっていくことだろうと思います。縦割りから横割りになるため、事業領域も拡がり期待しています。「アジアのリーダー都市」として、シンガポールや他都市などに負けない「グリーンシティ」になることが、最終的に市長構想に合致すると確信します。

【大根田 康介】

※緑が不足している市街地などで、一定規模以上の建築物の新築・増築を行なう場合、敷地面積の一定割合以上の緑化を義務づける制度


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